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2018年06月01日の記事

2018/06/01(金)IPv6の基礎(4) - 機器設定時に必要と思われる知識

久々になります。
今回は、今後の説明の理解に必要な基礎的内容になります。
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実は、これらは IPv4 にも存在する概念ではありますが、IPv4 には明確に示している既存資料があまり見当たりません。
そう大きな相違は無いのですが、明示してみることにします。

・ユニキャストアドレス
 ネットワーク通信の大半がこの形態です。「ユニキャスト」とは「単一の相手」という意味で、一対一で対向通信を行う目的で、通信端点(通信装置)毎に異なるアドレスを付与します。
「IPアドレス」と単に示す場合、殆どの場合この「ユニキャストアドレス」を指します。

・エニーキャストアドレス
 あまり見慣れないと思いますが、IPv4 では、192.88.99.0/24 が 6to4 と言われるIPv6ネットワークとの相互接続において主に利用されています。
 技術的には IPv4 でも IPv6 でもエニーキャスト自体は可能です。(「IPv4 ではエニーキャストはできない」と書いている諸氏が散見されるが、それは間違い)

 エニーキャストとは、複数のサーバに同じIPアドレスを予め付与しておき、そのアドレスに向けて発信した際に、最も早く応答した相手(通常は対応可能で最も近い相手)と一対一で対向通信を行います。

・マルチキャストアドレス
 「複数相手への同報通信」がマルチキャストです。
 エニーキャストアドレスとマルチキャストアドレスが発信元IPアドレスには絶対になりません。返信が必要な場合、各ホストやルータに割り当てられている本来のユニキャストアドレスを発信元として返信を行います。
 IPv4では後から追加された仕様ということで、あまり普及していませんが、
 IPv6では「ブロードキャスト」の概念に代わり、「マルチキャスト」に置き換わっています。
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